『王国そして地図』(野呂邦暢)を読み始めた

古本屋で「野呂邦暢はあるか?」と尋ねると、在庫の有無を問わず、店主が年配の男性の場合はほとんどがファンであったと明言する。そして「あの人の随筆はよかった。今はもう、あのくらい書ける人はいない」という。

ということで読み始めた『王国そして地図』集英社)は、1977年12月20日第二版(初版は7月25日)。

たしかに店主たちの言うとおりだ。小説より良いのでは? 毎晩、寝る前に1篇ずつ読んだ、という人がたくさんいたのだろう。

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「鼬」が読めなかった。→いたち