8月の暑い日に欅の下のベンチに座って多和田葉子を読もうと思った

『犬婿入り』(講談社文庫)中野新橋の古本屋、猫額洞で購入した。そして、「8月は多和田葉子にしようか……」と思いついた。

いずれ、野呂邦暢は読み終わる。だから、8月の暑い日には、飲み物を携えて公園に行き、欅の下のベンチに座って、多和田葉子を読もう。
長居をすると、途中でトイレに行きたくなったり、体を動かしたくなったりするだろう。そのときは閉じた本の上に「おじさんが読書中です」と印刷した紙を置き、風で飛ばされないように、ライターを文鎮がわりに置こう。

Wikipediaによれば多和田葉子は20冊ほどある。

三人関係 講談社 1992
犬婿入り 講談社 1993 のち文庫→入手済
アルファベットの傷口 河出書房新社 1993 「文字移植」と改題して文庫
聖女伝説 太田出版 1996
ゴットハルト鉄道 講談社 1996 のち文芸文庫
きつね月 新書館 1998
飛魂 講談社 1998
ふたくちおとこ 河出書房新社 1998
カタコトのうわごと 青土社 1999
光とゼラチンのライプチッヒ 講談社 2000
ヒナギクのお茶の場合 新潮社 2000
変身のためのオピウム 講談社 2001
球形時間 新潮社 2002
容疑者の夜行列車 青土社 2002
エクソフォニー 母語の外へ出る旅 岩波書店 2003
旅をする裸の眼 講談社 2004 のち文庫  
傘の死体とわたしの妻 思潮社 2006
海に落とした名前 新潮社 2006
アメリカ 非道の大陸 青土社 2006
溶ける街透ける路 日本経済新聞 2007
ボルドーの義兄 講談社、2009 

毎日1冊読んで、今年の8月は終わるのだろう……『三人関係』は高い

猫額洞の近所の神社