猟奇的な事件が報道されると、容疑者の昔の知人が取材されて「私が知っている彼は、そんなことをしそうな人ではなかった」と答える。これは「あなたの知人・隣人も(何かの事件の)容疑者かもしれない」ということと、「あなたには人を見る目がない」という、2つのことを伝えている。

私に人を見る目がなかったことが判明してから1ヶ月、書棚から埃にまみれた昔のアルバムを引っ張り出し、白黒写真を見ながら三十年近く前のことを思い出してみた。

  • 奴は女生徒たちに嫌われていた。

→男子生徒に嫌われていた女子もいるので気にしていなかった。

  • 奴は授業中によく落し物をし教師に注意されていた。

→奴はなぜそんなに落とすのか、そして、たかが落し物なのに、教師はなぜ怒りのこもった声で注意するのか不思議だった。

  • 臨海学校の点呼の際に奴が行方不明になった。私ともう1人の学級委員が探し回ったら、彼女が奴を発見した。奴は女子更衣部屋で水着に着替えていた。

→部屋を間違えたのだと思った。


ほかにもあるはずだ。

いろんなフラッグが立っていたはずだが思い出せない。