●その1

 真夜中に、とても大事な人が亡くなったという連絡があった。あまりに衝撃が大きかったため、私は嘘だと思うことにした。どうしても、信じたくなかった。その心理が行動に移り、いろいろなことをしたようだ。

 パニックに疲れ、寝入る前、携帯電話の通話・着信履歴を消去した。

 だから、目が覚めてから、誰が亡くなったのか、誰が教えてくれたのか、確かめようがなかった。


夢の続きをみれば、大事な人が誰だか分かると思ったが、続きはこんな夢だった。

●その2

 私は有名な実業家の部下だった。彼から、新しいビジネスモデルの話を聞かされた。

「これからはライフログだ。特にトイレに着目したい。インテリジェントトイレだ。メディカルサービスとして、ダイエットの次は検便が来る!排便の状況を知れば、その人の健康状態は大体把握することができるからだ。多くの人が毎日検便検尿をすれば検査料は安くなり、月額300円でサービスを受けられる世の中になる」

 いずれそうなるだろうが、ダイエットの次じゃない。

 そう言いかけた。