香具師の旅 田中小実昌

河出文庫 2004/7/20 初版発行

泰流社から1979年に出版された『香具師の旅』は、古書店で2000円前後だったが、河出文庫で登場。改めて初出を見ると、全て1970〜71年の作品なんだなあ。解説にどんなことが書かれているのかという興味だけで購入。

解説は評論家で井口時男(アマゾンで検索してみたが、私はあまり読んだことがない)。東京工大教授で文芸評論家というと、江藤淳を思い出す。

田中小実昌三島由紀夫が同年(大正14年=1925年)の生れだということは、もちろんただの偶然だが、おもしろい対比かもしれない。

そうか。同じ年なんだね。二人が話したことなんかあったのかな。
この後、いろいろ復刊されるらしい。