The Return of the Durutti Column ゼネスト
最近、フランスでプチ動乱が多いような気がする。
ゼネスト。懐かしい言葉だ。
このアルバムが出た頃は、まだ日本にもゼネストがあったと記憶している。あるいは、順法闘争か。
The Return of the Durutti Column
「もう、死期が近いギタリストなんだって」
レコード屋でジャケットを見ながら、年上の友人が私に言った。
「でも『リターンオブ〜』って、『ゴジラの逆襲』みたいで元気そうだけど」
The Durutti Columnのギタリスト、ヴィニ・ライリーの「死期が近い」というのは、音楽雑誌が書いたコピー。でも、少し書きすぎだったのかもしれない。身体が弱いというのはよくある話だ。
デビューアルバムから20年以上たって制作された映画『24アワーパーティーピープル』では、ヴィニ・ライリーの元気そうな姿を見ることができる。
ハシエンダでの閑散としたライブは観ておきたかった。