[読書} 教育真論 宮台真司編
ウェイツ 2004/6/30初版第1刷
シンポジウムをまとめたもの。最近、こういう形式の本が多いような気がする。新書系(この本は300ページあるけど)はそうでもしないと低コスト、タイムリーに出版できないだろうね。さて、本書、3パートに分かれてる。
1.宮台、三沢直子(明治大学教授)、高岡健(精神科医、岐阜大学助教授)の「子どもたちをめぐる事件と犯罪」
2.宮台、寺脇研(文化庁文化部長)、平田オリザ(劇作家)の「さまよえる子どもたち、模索する学校」
3.宮台、高岡、江川達也(マンガ家)の「子どもたちの夢と未来」
私が面白かったのは、2。逆に眉唾で読んだのが1。三沢が「ゲーム脳」を信じて、どんどん話を進めているからなんだけど(小学生を監禁したうえで自殺した「赤坂事件」の分析は面白かった)。
半年たって500円で売ってたら、読んでみてはいかがでしょうか(今は1600円)。