報道危機 徳山善雄
集英社新書 2003/6/22 第1刷発行
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408720197X/qid=1087396412/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/250-9624206-0237010
西宮の朝日新聞支局襲撃事件の犠牲者の同僚フォトジャーナリストが反省を含めてジャーナリズムの「べき論」を書いたもの。集団過熱取材など、世の中の一般人が感じているマスメディアに対する不満を体験的に汲み取って、反省文を書いている。
けれども、「メディアの新しい潮流」「明日のジャーナリズムのために」の章は、お勉強のレポート、みたいなトーンになっている。なによりも、再販制度について、それが撤廃されたときのイメージで「明日のジャーナリズム論」を展開する必要があるんじゃないのかな?
朝日、集英社、というバックグラウンドでそれを展開するのは無理かもしれぬが。