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「北京の下水処理水で奇形メダカ、孵化の80%に異常」という記事を読んだ。
三菱電機によると、実験は現在の北京の下水処理水を使い、汚染への感度が高いとされるメダカの卵に処理水をかける形で行われた。その結果、通常90%とされる孵化率は30〜40%に低下。孵化日数も、通常は10日で孵化するのが5〜7日に短縮された。尾の先端が曲がるなどの奇形も確認され、正常な孵化はわずか20%だった。成魚には影響はなかった。
原因については、従来の下水処理(活性汚泥処理)では除去できないビタミンAの代謝物レチノイン酸と同様の働きをする物質が処理水に含まれていたためとみられている。
レチノイン酸は、美容整形のしわ取りなどに使われる物質だそうだ。