色川武大・阿佐田哲也の特集 99人の友人たちによる別れのメッセージ
別冊・話の特集 1989/7/10発行
久しぶりの古本。いや、昨日の「編集者の学校」も古本か。でも、絶版、品切れになってないものは、古本というかんじではない。
最近、別冊文藝でも色川号があったが、全く顔ぶれが違う。懐かしい人ばかりで8割がた、もう故人ではないか。まあ、ともかくみんな悲しみを語っているのだが、いつごろ色川と知り合ったかで、追悼文(的なもの)の調子が違う。古くからの友人知人ほど、表面的には悲しみは浅い。しかし、みんな色川のことが好きで好きで、ということはよくわかる。風貌からして、強い印象を与える人だったんだろう。
私が一番好きな色川の写真は、田中小実昌、殿山泰司の3人がガハハと笑ってる写真だが、それはここには収められてない。