札幌生まれの作家、船山馨(1914〜1981)の薄い随筆集。妻の春子が後を追うように8月5日の同日夜に亡くなった、ということは新聞で目にした。八木義徳のエッセイで、船山が酷いヒロポン中毒になったが立ち直ったことも読んでいる。が、船山の文章は読んだこ…
昭和18年5月号の「文庫」(三笠書房)で、中山義秀(1900〜1969)が岩野泡鳴(1873〜1920)について書いている。このとき、中山は初めて岩野泡鳴の「泡鳴五部作」を読んだ。中山は1900年生まれだから、昭和18年には43歳。意外と遅く読んでいる。中山は、泡鳴…
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